いよいよ無人のコンビニが出現

 JR東日本が、中央線の武蔵境駅に、無人コンビニエンスストアニューデイズ)を30日開業します。

 買い物客が、セルフレジで商品のバーコードを読み取らせて、交通系ICカードやクレジットカードで決済するもの。現金は使えず、年齢確認が必要なたばこや酒類は扱われない。万引き対策として防犯カメラを設置し、必要な対応は別の店舗の従業員が行う。

 JR東日本は、首都圏を中心に無人店舗を増やしていく方針とのことです。

 大手コンビニでは、有人のレジに併設する形でセルフレジを導入していますが、さらにローソンでは、8月から深夜の無人店舗の実験を始めます。

 スマホアプリを使用し、QRコードを読み取り入店。決済は、「ローソンスマホレジ」と現金での支払いも可能な自動釣銭機機能がついた「完全セルフレジ」の2種類を予定しているとのことです。

 他の大手コンビニも、人手不足対策として無人店舗の検討を進めています。


 現在、コンビニの無人店舗は実験的な段階で、今後、運営状況を踏まえ整えられていくことでしょう。

 店舗によって、客の利用状況が異なり、無人化の適否はあると思われます。公共料金等の支払い、宅配便の受付などもやっていると、無人化できる店舗・時間帯が限られるはずです。

 JR武蔵境駅無人店は、同駅の既存の店舗に加えての新設であり、駅の売店の大きめの店舗という形態からも、導入しやすいのでしょう。

 コンビニの経営は、転換期に来ているようです。無人化に限らず、いくつもの改革が行われると考えられます。利用者にもメリットがあるように進めてもらいたいところです。