転売サイトの御守りに『御魂抜きの神事』が行われました
大阪市の中心部にあるサムハラ神社で、
転売サイト等で見受ける御守について 前回の御神環御授与の際に掲示しましたとおり『御魂抜きの神事』を行いました
との掲示が貼られたとのことです。
(もとの記事は、https://maidonanews.jp/article/12560310)
サムハラは、無傷無病・延命長寿の神で、神字四字で身を守るといわれ、サムハラ神社には指輪形の御守があります。一つ一つが手作りで数が限られる中、近年大人気で入手困難となっていました。
それで転売され高値がついてしまい、とうとう神社側が、それらについて、御守の効力をはずしてしまったということです。
日本では、近世以降、御札を神棚等を設け、おまつりすることが一般的になっていました。神棚は持ち運べないので、小さい御札をお守り袋に入れて、持ち歩くようになったそうです。
御札、お守りは、神様のエネルギーが込められたもので、神社に参拝してからいただくのが本来のあり方です。
江戸時代以降、遠方その他の理由で、本人以外の人が代参することも行われ、最近は、神社が郵送してくれることもあります。そういう場合でも、神社が特定の人に渡していることには変わりありません。
転売されたお守りは、「もの」になっています。今回、神社が御魂抜きをしたことで、完全に神様のエネルギーが離れていったことになります。
お守りをいただくことは、宗教的なことであり、宗教にのっとったやり方でおこなってこそ意味あることと思います。
大阪のサムハラ神社については、
https://www.travel.co.jp/guide/article/12235/#photo13
にくわしく紹介されています。